こんにちは、カオリ@編集部 です。
カオリハーブマガジン    第三号です。

会員以外の方にも、ハーブのおもしろさや可能性、そして”Phytreatらしい”ハーブとの付き合い方    などをお伝えしたいと思っております!


世の中にはハーブを使ったさまざまな商品が存在しますね。
みなさんがハーブのことを思い浮かべる時、手に取る時ってどんな時でしょうか。


健康が気になる時
美容の意識が強まる時
ストレスが気になる時


など、からだのことが気になったら、というイメージが強いかもしれませんね。

「植物の個性」を操る者としては、もっと幅広くハーブを楽しんでほしいという思いが強いです。



ハーブがあれば、結構なんでもできます。
ハーブの用法として


・飲む(内用)       
だけでなく
・塗る、すすぐなどの外用
・薫く、香らせる

といった活用方法もあります。
いずれの用途でも、重要になってくるのは


どんなハーブか、その「ハーブのプロフィール=個性」。
まさに適材適所。今回はまずその個性について、お伝えしたいと思います。


〇〇作用とものの本で読んでも、果たしてそれだけがそのハーブの全てを表しているのでしょうか?

最大限にハーブの良いところを楽しむことができるのでしょうか?

香り、色、味といった性質を捉えることで、さまざまなブレンドを生み出すことができるというのが持論です。


お店で販売しているブレンドも、ブレンドの目的も体の悩みだけではありません。

選ぶ時も、少し”野生的な勘”を働かせて、選んでみるとよいですよ。香りを嗅いでみるのもおすすめ。嗅いでみたいハーブがあれば遠慮なくどうぞ。


体の悩みがなければ、ハーブは必要ないのでしょうか?

そんなことはありません、好きなハーブを好きな方法で楽しんで頂きたい・・・!


個性を活かしたブレンドの一つの例として、私のブレンド監修商品をご紹介させてください。

石川県の山代温泉でカジュアル工藝とウェルネスをコンセプトにした「月月」様。
加賀名産のお茶を活かしたブレンドをつくりたいというご依頼をいただきました。


加賀のお茶たちを初めて飲んでみたとき、本当にそれぞれの力強い個性が印象的でした。

緑茶は甘味とキリッとした苦味、爽やかな後味

紅茶はほのかな酸味と甘味である味

棒茶は強い香ばしさが立ち、温かみのある味

これらの個性を潰さずに、ハーブの仲間で取り囲んであげたい・・・🌿


緑茶はその苦味と調和しそうなローマンカモミール、エルダーフラワーやペパーミントで苦味と爽やかさに奥行きを加え

紅茶は酸味のあるハイビスカスやラズベリーリーフ、香り高いキンモクセイ、セイロンシナモンと合わせて

棒茶は香ばしさのあるゴツコラをベースに、この強い香りに馴染むオレンジフラワーをアレンジ

毎日飲みたいお茶たちに仕上がっていると思います。(全部好き!)   

もちろん、これらのお茶も飲むことでハーブの個性も一緒に、摂れることになりますよ。

緑茶や紅茶などをメインにしたブレンドには、どうしても香料で人工的に風味が作られているものが多いですので、その辺は原材料表示で確かめてくださいね。

加賀温泉の月月さんの「植物△香茶」
商品、ブレンド内容はよかったらこちら (オンラインストア)からご覧ください!



また次回は
・塗る、すすぐなどの外用
・薫く、香らせる
についてもお話ししたいと思います!


(2024/03/13公開)