編集担当・マッキーによる連載です。本や雑誌をつくる「編集」の視点を、日々の暮らしに落とし込む試みをお届けしていきます。ほんのりリニューアル☆



こんにちは。Phytreatwebのマッキーです。

今までこのたどたどしい編集連載で何を書いてきたかな〜と振り返ったら、なんだかずっと同じことばかり書いていたように思います。

拾う楽しさ。
まとまらないこと。
余白や穴や、矛盾の魅力。
点をつなぐこと。
そして、紡ぐのをやめないこと。

まぁ結局のところ「完成」させたくないんですよね。

だって、なんだかちょっと寂しい。完成は終わりと似ているから。もしかしたらもう少ししたらもっと素敵な糸に出会うかもしれないのに! ……往生際が悪いんです。


”昨日は歴史、明日はミステリー、今日という日は贈り物”


先日、有名なこの言葉を歌のように語る人に会いました。5年先でも10年先でもなくて、明日はもうすでにミステリーなんですね。

どんな糸に出会うか。どんなふうに編みたくなるか。そして自分の暮らしや生き方、思考に編み込んでみたときにどうなるか。

私たちはそんなワクワクするミステリーの中に、日々生きているんだったと改めて楽しくなりました。


とはいえ暮らしも仕事も、完成させないといけない時はあるし、終わらせないといけないものもあります。

そんな時にも「完成させましたよ」という顔をしながら、心の奥ではしれっと、未完成の余白を、ちょっとはみ出させた切れ端を、密かに持ち続けていたいなと思っています。


みなさんもこのコミュニティで見つけた色とりどりの思考や記憶、気づきの切れ端を、この先もぜひ、ちょっとだけはみ出させていてくださいね。

そこからまた何かが繋がるかもしれないし。いつか「あ、これ、あのときの糸だった」とふと思い出す瞬間があるかもしれません。


今ここでの編みかけを、またそれぞれの場所で。

持ち寄って、見比べて、語り合う。そんな時間が、いつの日か。


福田真木子(ふくだ・まきこ)
Phytreatweb編集担当。フリーランスの編集者・ライター。美容専門出版社を経て、独立。美容、健康、暮らしジャンルを中心に活動中。ガロンカオリ(梅屋香織)の著書『ハーブではじめる植物療法の手引き』の企画・編集を担当。